今回紹介するのは、近年、全国レベルで認知度が高まっていると思われる『タコライス』です。ご存じの通り、タコライスとは、タコスの具をご飯のうえに乗せて食べる料理ですが、実は沖縄発の料理なんです!
タコライスの発祥地「金武町」
タコスの具をご飯のうえに乗せて食べるタコライスは、沖縄の金武町(きんちょう)という町で生まれました。金武町は、米軍基地キャンプ・ハンセンを有する町で、どこか異国を感じさせるような雰囲気です。
お店の看板も英語表記が多く、バーやビリヤード場など夜の遊び場も点在しています。ガンズアンドローゼズやニルヴァーナなどの80’ロックが似合う雰囲気ですね!
沖縄で「金武町といえば」と質問すると、ほとんどの方が『タコライス』と応えます。他に観光的な見どころが無いことも関係していますが、金武町がタコライスの発祥の地であることは、ほとんどの方が知っています。
それだけ有名なんですね!沖縄は、県庁所在地が那覇市(南部)にあるため、北部に行くほど都心から離れていくのですが、比例して自然に恵まれた美しい景観になっていきます。
金武町は、沖縄県の北部の入り口のような位置づけになっており、日本屈指のリゾート地といわれる恩納村と隣接しています。わたしも車の運転免許を取り立てのころは、よく友人たちと北部方面にドライブに行き、金武町のタコライス店に立ち寄っていました!(後述するパーラー千里に行ってました)
タコライスの一号店
タコライスは、1984年に沖縄県の金武町で誕生しました。その一号店は、過去、金武町に存在していた「パーラー千里」とされています。わたしが一番美味しいと思っていたタコライス店です。当時は、タコライスの一号店であることは意識していませんでした。
パーラー千里の創業者は、変動相場制の導入により金銭的に厳しくなった海兵隊を見て、安価で量の多い料理を考案します。そこで完成したのが、『タコライス』なんだそうです!
残念ながらパーラー千里は2015年に閉店していますが、系列店として「キングタコス」が誕生し、現在では沖縄県内に5店舗を構える人気のお店となっています!
沖縄では、キングタコスは『キンタコ』という愛称で呼ばれています。
県民から愛されるタコライス
現在では、タコライスは沖縄で普通に食されており、食堂、パーラー(学食のようなところ)、学校給食などでも提供されています。リゾートホテルなどのランチビュッフェ・ディナービュッフェでもよく見かけますよ!
このブログでもタコライスのお店を紹介していきますので、引き続きご覧ください!